差押 の解説です
借金が返せないと、すぐに浮かんでくるのは持ち物の差押です。差押とは、債務の返済が滞っている場合に施行されるもので、差押の対象になるのは、不動産、預金、家財、給与などです。差押は債権者ではなく、国家権力によってなされるのですが、抵当権を設定されている場合や公正証書や委任状を取られている場合には、債権者が差押の強制執行をする権利があります。 また給与の差押をされる場合もあります。給与から税金や社会保険料を差し引いた額が44万円以下なら、その4分の1を、44万円以上だと33万円を越えた額が差押の対象となります。ただやはり裁判所から債務者の勤務先に給与差押の書類が送付されるので、勤務先にも知られてしまうことになります。給与差押を回避するためには、早めに弁護士など法に詳しい人に相談して、手続きを取る必要があります。 差押の仕組みはかなり複雑で難しい様です。